「あれから10年 これから10年」File.81 宮城県石巻市／三浦悠さん

「あれから10年 これから10年」BS-TBSで毎週土曜よる8時54分放送
東日本大震災から10年。当時10代だった若者の震災後10年とこれからの10年を取材、復興を考える。
File.81　宮城県石巻市／三浦悠さん
三浦悠さんは18才の時に被災。地震の直後、友人たちと自身の高校に向けて避難を試みた。しかし、母校は自分たちがいた場所よりも海側。あと数メートルという所で、水に足を取られてしまう。今では、海に向けて避難した行動を「バカなことをした」と思えるが、当時は防災知識もなく、助かったのは奇跡なのだと改めて思うという。現在、三浦さんは「街づくりまんぼう」という会社で街づくりに関する仕事をしている。「街づくりまんぼう」は、漫画家・石ノ森章太郎の記念館「石ノ森萬画館」の運営や漫画を使って石巻の魅力を発信、盛り上げる活動をしている。石巻出身の三浦さん。以前は「田舎がイヤ」で、都会に出ることを夢見ていた。しかし、大学時代に取り組んだ課題に触れる内に思いを改めたという。その課題とは「震災後の石巻の調査」。調査を進めるうち、人々の温かさに触れ、自分の求めていたものはここにあるという思いから、故郷での就職を決めた。
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